名古屋市内で「ちょい乗り」フェス、ベロタクシーも登場

「まちなか『ちょい乗り』フェスティバル」ポスター

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 名古屋市は11月10日より、「環境に優しい公共交通機関をより身近に感じてもらおう」と「まちなか『ちょい乗り』フェスティバル」を栄、大須地区を中心に開催する。

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 同イベントは11月13日より、アセアン(東南アジア諸国連合)加盟国が名古屋国際会議場で開催する、都市交通の状況と課題やその対策についてなど幅広い情報交換を目的とした国際会議「アセアン交通局セミナー」の開催に伴うもの。

 10日~12日の3日間は、無料のトロリー型バスや地域のコミュニティーバスなどの「ちょい乗りバス」計9台が、約5分間隔で栄と大須地区を運行する。利用者は路線に設けられた13カ所の乗車場で乗り降りする。所要時間は約30分で、1台につき10~35人が乗車可能。

 また、イベント期間中は自転車タクシーの「ベロタクシー」も登場。名古屋市が運行する車両のほか、ラシックやセントラルパークなど民間スポンサーにより運行されるものなど合わせて12台が周回する。料金は1組1乗車=300円。事前に携帯電話から予約することができるほか、ベロステーションから乗車したり、走行している車両をつかまえて乗車することもできる。

 「ちょい乗り」システムは、名古屋市長が2年前に発表した交通戦略「なごや交通戦略」の中にも盛り込まれている。同戦略では、現在7対3の割合で利用されている自動車と公共交通を、2010年頃までには6対4まで引き上げることを目標に、市が様々な戦略を検討している。

 担当者は「まちなか『ちょい乗り』フェスティバルは、2010年までの目標に向けての良い機動力になるのでは。気軽に「ちょい乗りバス」を使ってもらえるような料金形態を考えるなどして今後、本格的な導入に向けて動いていきたい」と話している。11月16日まで。

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